こんにちは
庄井歯科医院 副院長です
よく、「歯磨き粉は何歳から使っていいのですか?」という質問を受けますが、
いわゆる「歯磨き粉」はぶくぶくぺーができない小さなお子様(だいたい3歳未満)にはお勧めしません
ドラッグストアやスーパーを見ても、いろいろなホームケア製品がありますが、むし歯予防には年齢にあったものを選ぶことが大切です。
そこで今回は年齢別におすすめのホームケア製品をご紹介します
ホームケア製品以外にもそろえてもらいたい歯のケアグッズについてはこちらで紹介しています。
0歳から準備しておきたい3つの歯のケアグッズ
0歳くらい
歯が生えてからすぐ使えるおすすめのグッズ、フッ素配合スプレー「レノビーゴ」
この「レノビーゴ」には私もすごく助けられました
わが家の場合、初めての歯が生えた0歳のころから使い始め、
すごく気に入ってくれて、歯のケアの導入として、赤ちゃんのお口のケアに対するモチベーションをアップするのに
とっても役立ちました
このレノビーゴはフッ素濃度も100ppmと低いので赤ちゃんにも安心ですし、
スプレータイプなので歯に直接シュッシュッと吹き付けられるので使いやすいです
その記事はこちら
「歯が生えたら、0歳からのホームケア」
上の乳前歯が生えてきたら、ホームケアだけでなく、歯医者さんでのフッ素塗布も併せて行っていきましょう。
レノビーゴはフッ素の量が100ppmと低いので、むし歯予防効果はあまりないと言われています。
そのため、乳歯の奥歯が生えてくるころになったら、ホームケアもステップアップしていきましょう
1~3歳くらい
乳歯の奥歯がある程度生えてきたら、フッ素濃度が500ppmくらいのものにしていきましょう
まだ自分でうまくつばが吐き出せないくらいの子には、うがいがいらないフッ素濃度の低いフッ素ジェルか、泡状のものがおすすめです。
我が家では、歯が生えた時から使っていたレノビーゴがなくなったのが1歳半くらいだったので、そこからこのジェルに移行しました。
フッ素のホームケア製品は年齢に合ったフッ素濃度と使い方にもポイントがあります。
フッ素のホームケア製品の効果的な使い方(まだ歯磨きやうがいがうまくできない小さい子編)
歯ブラシにジェルを少量(米粒~小豆大程度)つけてそのまま仕上げ磨き
(お口の中の汚れが気になる場合はお水だけで磨いた後に、お水などを飲ませて、そのあとに歯ブラシでジェルを歯全体に塗りつける)
そのあとはゆすがずに30分は飲食をしない、就寝前はそのまま寝る(洗い流さないトリートメント)
お口の中に、ある程度のフッ素濃度が保たれることで、むし歯予防効果を発揮
だいたい3歳~
うまくぶくぶくぺーができるようになったら、歯磨き粉もOKですが、歯磨き粉は研磨剤や発泡剤が入っているのでうがいをしましょう。
でも、うがいをしすぎるとせっかくのフッ素が流れてしまうので、むし歯予防のためにはうがいは少量・1回にしましょう!
むし歯予防効果をUPするには、何もつけずにか歯磨き粉で歯磨き→うがい→ジェルを全体に塗ってうがいなし がおすすめです。
4歳以上ではフッ素の洗口液も!
歯磨きなどをした後、寝る前に少量のフッ素洗口液でうがいをします。フッ素の濃度は低いのですが、
全体にいきわたり、唾液で薄まることがないので実はとてもむし歯予防に効果的と言われています。
当院では、ミラノールという洗口液を取り扱っています。
年齢に合わせて濃度を調節できるので、お子さまから大人の方まで、幅広い年齢層にお勧めしています。
市販品は?
ドラッグストアなどでもフッ素のホームケア製品はたくさん売られていますが、フッ素の濃度が記載されているか確認してみてください。
安全に、効果的にむし歯予防をしていくためには、年齢に合った濃度のものを使う必要があります。
多すぎても少なすぎても・・・
こんな感じでフッ素濃度が明記されていると安心ですね(薬用成分 NaFの部分)
今回は、年齢別におすすめのホームケア製品をご紹介しましたが、
むし歯リスクには、年齢、歯の生え方、歯の状態、食生活、そのほかの生活習慣などなどが影響するので、
その子に合ったホームケア製品の選び方や使い方、歯磨きの仕方はとっても個人差があります!
お子さまにあったホームケアの仕方は、庄井歯科医院の赤ちゃん歯科・小児歯科で、問診や実際にお口の中を拝見させていただいて、アドバイスさせていただけるとうれしいです
今使ってるものでも大丈夫?というご相談でもOKです。その場合はお使いの歯ブラシやホームケア製品を持ってきてくださいね
庄井歯科医院では、現在2名の小児歯科専門医が、子供たちの健康なお口を育てるお手伝いをさせていただいています。
Web予約もできます 庄井歯科医院Web予約